携帯にかかってきた

いわゆる、有料サイトの使用料を払えという電話だ。
電話をとったときの向こうの第一声が「麦生さんですか?」と私の名字を知っているところが侮れない。
怒るか、つきあうか、からかうかどしようかと思ったのだけど。
(4年くらい前に、自宅の電話に係ってきた業者と延々2時間くらい、おもしろいのでつきあってあげたことがある)
そのどれもやる気にはなれなかったので、さっくり断ることにした。
「有料サイト使ってないよ。」
「でも交信記録が残ってますよ。」 ←ログって言えよ。まあ素人相手だからこっちの方がいいのか
「でも、使ってないしなぁ。」
「おかしいですねぇ、残ってるんですけどねぇ。」
「本当におかしいねぇ、この携帯、インターネット使える契約になってないから、出来るわけないんだけど。」
「・・・」
「だいたい、インターネットの基本使用料とか払ってない契約にしてるし。」
「・・・そうですか、こちらの手違いかもしれません。」
「あー、そうだね、手違いかもしれないね。」
ブツッ



うーん、ダイヤルQ2とかだったら、こういう断り方は出来なかったな。
ネット接続できないと見ることの出来ない有料サイトっていう口実の詐欺で良かった。
非常にらくちんでよろしい。
あと、もう一つラッキーだったのが
ネット接続契約していない=ネットにつなげない=どうやっても有料サイトは見れない
という論理展開を分かってくれる頭脳の持ち主だったということ。
こういうのってさぁ、パソコンとかネットとかを知らない詐欺師が
必死に昔の詐欺マニュアルを使って電話をかけてくると
ネット接続契約していない→でも交信記録残ってる→契約してない→でも残ってる(以下エンドレス)
というパターンが充分あり得るし。
本当にラッキーだった。
うん。
それにしても、現在のADSLFTTH全盛の時代だと、ダイヤルアップで有料回線につなぐっていう手法は、だんだん廃れてくるんだろうなぁ。