床屋の安いところ

首都圏を中心に10分程度の時間で料金1000円の散髪屋が増えている。各店舗の企画の統一化や作業マニュアルの効率化進めた結果のコスト削減を武器にした低価格戦略だろう。
私をはじめ、髪の毛がなくなればそれでイイ。というこだわりのない人たちにその低価格が受けている。
こういうところは時間削減のために、カットの後のシャンプーがない。ではカットで飛び散った髪の毛(以下「毛」とする)をどうするのかというと、強力な掃除機みたいなヤツで徹底的に吸ってしまうことで、問題を解決している。
そう。要するに、家に帰ってお風呂に入るまで「毛」が飛び散らなければいいのだ。この割り切った考えが好きである。
さて、話は変わり、こういう低価格路線にお客を取られた既存の散髪屋さん。ふつーにシャンプーとかをしてたら赤字になるし、シャンプーを省略するにも低価格のお店の備品のように「毛」を吸うのに特化した掃除機もどきなどを簡単に用意できるはずもない。
私がこの間いった床屋さんの 1,400円カット(シャンプー抜き)は、頭を使っていた。当然、前述の掃除機もどきなどはないので、「毛」が飛び散らないようにどうするのかと思ったら。
逆転の発想である。髪の毛のカットが終わって、お客(私)のOKが出たら「「毛」が落ちないようにしますんで」と声をかけ、その後、ひたすら強力な整髪剤で髪の毛を固め始めました。
超カチンカチン。手で触ってもびくともしない。なるほど、これなら完全にフタがされてしまったようなもの。多少動いても「毛」は飛び散りません。うまいことを考えます。
・・・でも、なにげにコストはかかると思うんですけどねぇ、かなりがちがちに固めるために整髪料使うから。。。大丈夫なんだろうか、あの店。