やさしお

テレビで味の素(株)の「やさしお」のCMをテレビで見た。
「塩分1/2の塩」がキャッチフレーズらしい。

例えば、減塩醤油ならとかなら「塩分1/2」という表現は分かる。
塩は醤油の構成成分ではあるが、醤油のすべてではないからである。
醤油の成分のうち、塩がすくなっている醤油というのはアリな存在だろう。

しかし、塩のくせに塩分が1/2な塩というのはあり得るのだろうか。
という疑問が浮かんだ。

まあ、CMのいうことを丸呑みにせずに、やさしおのHPをみれば、>>瀬戸内海の海水塩にカリウム塩を加えることで、塩分(ナトリウム)を半分カット!<<ということであり、塩=塩化ナトリウム(NaCl)を1/2カットする代わりに、、カリウム塩=塩化カリウム(KCl)を加えて、そのほか味を調えたのが「やさしお」であるらしい。

なるほど。確かに、一般用語の「塩」と化学用語の「塩」は違うので、塩化ナトリウムを1/2カットした代わりに塩化カルシウムが入っているからと言って、「塩分1/2カット」と表現するのは問題ないと言えなくもない。

ただ、じゃあ、その代わりに追加された塩化カルシウムは体に無害なものなのであろうか?という点が、あまりやさしおのHPで触れられていないのが気になるのである。

まあ、結論から言えば、塩化カルシウムが増えたと言うことは体に有害ではなく、まあ、体に益があるといえなくもないと思うのであるが、その辺の説明をしてくれてもよかったのではないだろうか、現に、あのテレビCMに私はうさんくささを感じてしまったのであるから。