思いこみスパイラル

(別サイトの話の導入部にしようと思ったら、全然まとまらなくて、つながらなかったので、こっちに貼っておこう)
私は基本的に頑固なので、ある事をこうだ!と評価したときに、その後、その評価が変わることはあまりない。要するに、好きになったらとことん好きであるし、嫌いになったら、とことん嫌いである。私にとって世の中とは、ほんの少しの好きと、ほんの少しの嫌いと、どーでもいいことで構成されているのだ。
好き/嫌いになるためのハードルが高いとも言えるだろう。まあ、とことん嫌うくせに、嫌いになるためのハードルが低かったら、世の中イヤなものだらけ、ストレスがたまる一方であるので、ちょうどよいストッパーではある。
好きの方も一緒だ。自分の現在の趣味を省みれば分かるが、好きになると使うパワーが尋常でないので、あまり好きなものがたくさんあるのも困りものだ。まあ、ハードルが高い。ゆえにどーでもいいことがたくさんある。とも言えるな。
でも、このハードルが高いというのは、けっこういい加減で、自分のツボにハマる事があったときに、自分で思いっきり助走して越してしまうこともあったりする。
よくマンガとかに出てくる「オレはこの子が好きなのかも → 本当に好きなのかも → やっぱり好きかも → 好き → 本当に好き」のような、自分の意思で勝手に好きの度合いを雪だるま式に増やすスパイラルのことだな。
慣れてくると、別に好きじゃないけど、最初のきっかけを思いこみで仮に作っておいて、自分で好きだと思いこませ、上のスパイラルを自分で自分に適用し、本当に好きになった後に、「最初のきっかけは嘘だったけど、いまは本当に好きだ」だと結論づける。
このように自分をコントロールすることも可能である。まあ、これは、ゴム風船の上にノリで解いた紙を貼っていって、乾いた後にその風船を抜くというハリコ方式とでも言いましょうか。こういう自己コントロールが出来るようになると、自分で遊ぶことが可能になり、なかなかに楽しいものなのだ。
(注)恋愛の話だと限定はしてないぞw まあそれにも適用可能だけども。